NetEaseが2021年から運営している宇宙ストラテジー『インフィニット・ラグランジュ』が、「スターハンター」の名を冠した新章に突入しました。テーマは深宇宙のトレジャーハント。App Storeの評価は執筆時点で★4.4(4,700件超)と、5年目のタイトルとしてはかなり高い水準を保っています。今回は公式画像とともに、この重厚な宇宙SLGの中身をレビューしていきます。

スターハンター インフィニット ラグランジュ キービジュアル 深宇宙航路ロスト:秘宝ハント 探索・戦闘・撤退プレイスタイル|公式

舞台は第一次星間戦争が終わったあとの銀河。旧帝国は滅び、ドーン協定条約機構のもとでノマ シッピング、アントニオス、ジュピターといった星間勢力が台頭する混沌の時代に、プレイヤーは自分の艦隊を率いる「スターハンター」の一人として放り込まれます。各勢力からの協定や懸賞クエストを請け負い、星系の遺跡でお宝を探し、時には他のハンターと撃ち合う。公式が「宇宙は深い森」と表現する通り、お宝を狙う自分自身もまた誰かの獲物になりうる、という緊張感が全編を貫いています。

どの勢力の仕事を受けるかはプレイヤーの自由で、同じ銀河でも人によって歩む航路がまるで違ってくるのが本作の面白いところ。このまま流れのハンターとして宇宙を渡り歩くのか、力を蓄えて自分自身が新たな勢力に成り上がるのか、という大きな選択まで委ねられています。

🔭 「探索・戦闘・撤退」の三択が生む緊張感

スターハンター インフィニット ラグランジュ 旧帝国の廃墟でのお宝スキャン 廃墟を覆う霧と四方に潜む危機|公式

新章のキーワードになっているのが「撤退」というプレイスタイルの明示です。旧帝国の廃墟にはスキャンで浮かび上がる報酬がいくつも眠っていて、奥へ進むほど実入りは大きくなる。ただし廃墟は霧に覆われていて、待ち伏せや未知の脅威に出くわす危険も跳ね上がります。積み荷を抱えたまま欲張って全滅するか、腹八分で引き返して儲けを確定させるか。この判断を毎回プレイヤー自身に委ねてくる作りが、ありがちな「お使いクエスト」との一番の違いです。

ハントの獲物は資源や懸賞金だけでなく、艦船の設計図や技術も含まれます。拾ったもので艦隊が強くなり、強くなった艦隊でより深い廃墟に潜れるようになる。このループが素直に気持ちいいです。

🛠️ 数十種の艦船を組み合わせる艦隊ビルド

スターハンター インフィニット ラグランジュ エターナルストーム級攻撃巡洋戦艦のカスタマイズ画面|公式

本作の看板は何と言っても艦船です。スポア戦闘機のような小型機から、セレス級駆逐艦、コンスタンティヌス級巡洋戦艦、ソーラーホエール航空母艦といった大型艦まで、数十種類の艦船タイプが登場します。各艦は武装・装甲・指令・動力といったシステム単位で強化やカスタマイズができて、スクリーンショットのような設計図画面を眺めているだけで時間が溶けるタイプのやつです。

スターハンター インフィニット ラグランジュ 深淵の宇宙へ針路を取り秘宝を求めて探索する艦隊|公式

艦隊戦は宇宙空間でリアルタイムに激突します。要衝に艦隊を置いて封鎖する、輸送路を待ち伏せる、といった位置取りの戦略がそのまま効くので、編成画面の外でも考えることが多い。大規模な戦闘のあとには数百キロに及ぶ航行不能区域が残る、なんて演出もあって、戦争の爪痕がマップに刻まれていく感覚は宇宙SLGならではです。

🏗️ 小さな基地を星間拠点に育てる

スターハンター インフィニット ラグランジュ 懸賞金で拡張していく宇宙基地と艦隊ドック|公式

スタート時に持っているのは、ぽつんと浮かぶ小型基地と数隻のフリゲートだけ。クエストで稼いだ懸賞金と資源で防衛施設や生産施設を増設し、ドックを広げ、艦隊を拡充していきます。基地が育つほど受けられる仕事の幅も広がるので、「ハントで稼ぐ→基地に投資する→もっと大きなハントに出る」という成長の実感が途切れません。

終盤には、星間勢力が数百人規模のハンターを召集して敵対勢力の巨大スペースステーションを奪いに行く大規模作戦も待っています。ソロでコツコツ派にも同盟でワイワイ派にも出口が用意されているのは、5年運営されてきた土台の厚みだと思います。

⚖️ 正直に言うと気になった点

気になる点も書いておきます。まず本作はいわゆるスキマ時間向けのカジュアルゲームではありません。序盤から艦種・施設・勢力・クエストと覚える要素が多く、腰を据えて遊ぶ前提の作りです。編集部ジャッジで序盤の分かりやすさを★3にしたのはこのためです。裏を返せば、この手の重厚SLGが好きな人には「軽すぎて物足りない」がまず起きません。

また、アプリ容量は約2.6GBとしっかり重めです。Wi-Fi環境でのダウンロードと、ストレージの空きだけは先に確保しておくのをおすすめします。グラフィックはスマホゲームとしてはトップクラスに描き込まれている分、古めの端末だと設定を落とす必要が出るかもしれません。

序盤の流れとしては、チュートリアルで基地の操作と艦隊の動かし方を覚えたら、まずは近場の安全な星域で小さな依頼をこなして資金を作り、フリゲートを数隻足したあたりから廃墟ハントに手を出していくのが定番ルートです。最初の1〜2時間で「稼いで、強くして、深く潜る」のリズムが掴めれば、あとは自分のペースで銀河を広げていけます。

🔰 こんな人におすすめ

  • 宇宙SFの世界観にどっぷり浸かれるゲームを探している人
  • 戦艦や艦隊の編成・カスタマイズを眺めているだけで幸せな人
  • 「リスクを取って奥へ進むか、儲けを確定して撤退するか」の駆け引きが好きな人
  • 放置ではなくじっくり腰を据えて拠点を育てるストラテジーがやりたい人
  • 大人数の同盟戦で歯ごたえのある対人コンテンツを求めている人

編集部ジャッジ

🪐 85 / 100

宇宙のスケール感 ★★★★★ 艦隊カスタマイズ ★★★★★ ハントの緊張感 ★★★★☆ 序盤の分かりやすさ ★★★☆☆

📝 まとめ

『スター ハンター – インフィニット ラグランジュ』は、トレジャーハントという分かりやすい目的を軸に、艦隊ビルド・基地経営・大規模対人戦まで詰め込んだ本格派の宇宙ストラテジーです。5年分のアップデートで積み上がったコンテンツ量に、新章のハント要素が入口として噛み合っていて、始めるタイミングとしては悪くありません。ダウンロードは無料なので、まずは最初の廃墟で「進むか、引くか」の駆け引きを体験してみてください。

⚡ 公式ストアでダウンロード ⚡

▶ Google Play ▶ App Storeでダウンロード

無料 / アプリ内課金あり|NetEase Games|宇宙艦隊ストラテジー